哀しみの向こう岸に 微笑みがあるというよ
たどり着くその先には 何が僕らを待ってる?
逃げるためじゃなく 夢追うために
旅に出たはずさ 遠い夏のあの日
明日さえ見えたなら ため息もないけど
流れに逆らう舟のように
今は 前へ 進め
苦しみの尽きた場所に 幸せが待つというよ
僕はまだ探している 季節はずれの向日葵
こぶし握りしめ 朝日を待てば
赤い爪あとに 涙 キラリ 落ちる
孤独にも慣れたなら 月明かり頼りに
羽根なき翼で飛び立とう
もっと 前へ 進め
雨雲が切れたなら 濡れた道 かがやく
闇だけが教えてくれる
強い 強い 光
強く 前へ 進め
粉雪舞う季節はいつもすれ違い
人混みに紛れても同じ空見てるのに
風に吹かれて 似たように凍えるのに
僕は君の全てなど知ってはいないだろう
それでも一億人から君を見つけたよ
根拠はないけど本気で思ってるんだ
些細な言い合いもなくて同じ時間を生きてなどいけない
素直になれないなら 喜びも悲しみも虚しいだけ
粉雪 ねえ 心まで白く染められたなら
二人の孤独を分け合う事が出来たのかい
僕は君の心に耳を押し当てて
その声のする方へすっと深くまで
下りてゆきたい そこでもう一度会おう
分かり合いたいなんて 上辺を撫でていたのは僕の方
君のかじかんだ手も 握りしめることだけで繋がってたのに
粉雪 ねえ 永遠を前にあまりに脆く
ざらつくアスファルトの上シミになってゆくよ
粉雪 ねえ 時に頼りなく心は揺れる
それでも僕は君のこと守り続けたい
粉雪 ねえ 心まで白く染められたなら
二人の孤独を包んで空にかえすから